【實相寺】実相寺(じっそうじ)愛犬ペットと行く神代桜と初詣~八ヶ岳南麓に鎮座する「わんこ歓迎のお寺」

日本一の桜が生きる實相寺

山梨県北杜市武川町(むかわちょう)にある「神代桜」で有名なお寺。桜の時期と初詣には大変な賑わいをみせます。しかもペット大歓迎とHPで謳っているように愛犬連れもの方も多く訪れます。

どんなお寺か?予備知識があるとより一層楽しめるので、ちょっと簡単にまとめてみました。

實相寺(実相寺)

本堂                   

1375年(永和元年)に創建された日蓮宗のお寺。境内地は武田家支流の城跡で、武田信玄とも所縁があります。本堂は江戸時代に2度の火災で焼失しましたが、中央に祀られている「日蓮聖人の坐像」は1518年(室町時代)のもので、2度の火災から逃れ今も安置されています。

除夜の鐘

鐘楼(しょうろう)            

1655年(承応4年)に鋳造寄進。江戸初期の「甲斐の七鐘」のひとつで、時代的特色を伝える美しい梵鐘(ぼんしょう)です。

108つの煩悩のうち「貪欲」「瞋恚(しんい)」「愚痴」を仏教では「三毒の煩悩」といいます。つまり「底なしの欲」「怒り」「妬み」の事をいいますが、12月31日の除夜の鐘を聞きながら自分の中にあるこの「三毒」が少しでも小さくなればと・・毎年願っていますが・・どうやら毎年増幅しているようで悲しい・・(^^♪

悠久の時の流れを生きてきた「山高神代桜」

引用元: 實相寺

樹齢2000年とも言われ、日本三大桜のひとつ。 日本最古と言われる神代桜。神話の時代から悠久の時を超え存在しているかの様に見える桜の大木・古木という意味で神代桜。1922年国指定天然記念物第1号でもあります。

現在の神代桜                   

そして休むことなく花を咲かせてきました。実相寺の境内に聳え立つその姿は甚大な時と共に遷移し、今尚その威厳と壮大さを感じさせます。姿形は変われど、まだまだ悠久の時を旅する日本一の桜でしょう。

境内にはその他「宇宙ザクラ」「日本三大桜の子桜」「身延山久遠寺しだれ桜の子桜」など桜のフルコースがそこにあり、毎年3月下旬~驚愕の世界が広がります。

同時期に咲く「ラッパ水仙」
背後に聳える南アルプスがこのロケーションを際立たせますね。そしてこの時期には屋台も出店されるのでお祭り気分も味わえます。

まとめ

桜の時期はもちろんですが、愛犬連れて「初詣」に行くなら実相寺で決まりでしょう。何故なら八ヶ岳南麓にあるもう一つの有名な神社「身曾岐神社(みそぎじんじゃ)」はペット禁止令が敷かれていますから。詳細→ブログ「身曾岐神社の悲劇」

愛犬連れて堂々と参拝できるお寺も珍しいですよね。ご住職のお言葉を借りれば「開山以来およそ640年の歴史と伝統を継承しながら、開かれたお寺を目指したいと考えています。 お寺を身近に感じて頂き、多くの方々と御縁を結びたく思っています。御参詣を心よりお待ちしております」との事。心の広いお方ですね。

「結構疲れるワ~ン もう歩きたくないワン」桜の季節になると境内だけでなく、その周辺も絶好のシャッターポイントとなります。従ってど~しても歩く距離が長くなるので、休憩を十分にはさみながらお散歩しましょう。上の写真のように我が家の愛犬はちょっとご立腹のようです。・・・・・反省!

そしてくれぐれもマナーを守って参拝しましょう。

2016年度グッドデザイン賞受賞【Furboドッグカメラ】

アクセス&駐車場

基本的には市営の「神代公園」の駐車場にとめますが、桜の時期やイベントがある場合は臨時駐車場が周辺に数多く出現します。一日¥500。

實相寺ホームページ