【光前寺】ゆるキャン△で有名な霊犬「早太郎」のお墓へ~通称「わんこ寺」の魅力に迫る
長野県駒ヶ根市にある古刹。アニメ「ゆるキャン△」ファンの巡礼地となり、今や全国の若者にもその名が知られるようになったようですね。実際に訪れてみると非常に魅力的かつ神秘的なお寺で、観光要素てんこ盛り。また、桜の名所でもあります。今回はわんこ目線&ゆるキャン△目線でこのお寺をクローズアップします。
光前寺
光前寺(こうぜんじ)
不動明王を御本尊として860年本聖上人(ほんじょうしょうにん)により開基。祈願の霊場として信仰をあつめています。「重要文化財」「名勝庭園」「しだれ桜」「光苔」「霊犬早太郎伝説」として有名で、全国から参拝者が訪れる長野県屈指の大寺です。
光前寺の仁王門に降り立つ
仁王門(におうもん)
駐車場P2 に停めるとちょうどここから魅惑の旅が始まります。門の両サイドには金剛力士像が安置され、お寺に悪いものが入り込まないように造られた門の事を「仁王門」いいます。12月と言う事もあり殺風景な感じではありますが、桜の時期になるとですね・・
ド派手に変身します。仁王門から大講堂付近を中心に70本程の枝垂れ桜が植えられていて、満開の時期にはライトアップされた豪華な桜を楽しむことが出来ます。
杉並木参道
樹齢300年以上の杉並木。仁王門からまっすぐ三門、そして本堂へと続く道。パワースポット全開です。我が家の愛犬「メイ」さんもその厳かな雰囲気を感じ取っているようで微動だにしません。「さ~さ~、先を急ぎますよ~」
光苔(ひかりごけ)
参道の両側に「光苔」が自生しています。4月中旬~10月下旬までの期間限定で見る事ができます。やはり12月と言う事で見る事はできませんが・・
石垣の間や「本坊客殿」の縁の下などに、光を反射して幻想的な世界を見る事ができます。寒くなると冬枯れして残念なお姿になっていましたが。
苔の古道~三重塔
参道を進んで行くと、右手にのぞき込むように佇む「苔の古道」。入る事はできませんが、照明設備があるので季節によっては幻想的な夜の世界が楽しめるでしょう。そしてやっぱり12月なので残念ながら5割減の写真映えですね。
「弁天堂」
1971年に国の重要文化財に指定。1576年に建立され、堂内には室町時代末期に製作された厨子(ずし)が納められています。厨子とは霊性ある格別な箱の事です。参道の途中にあったみたいですが、予備知識が無かったので素通りしてました。残念!
三門の右手に聳える樹齢700年の霊木「三本杉」。真っすぐに天空を突き破る威風堂々たる姿に圧倒されます。本堂にはこちらから向かいましょう。お寺マニアの間ではこの三本杉が最大のパワースポットと言われています。
写真の左側で見切れてるのが「三重塔」です。1808年再建された長野県指定の県宝。南信濃に残る唯一の三重の塔で大変貴重だそうです。ど~してもわんこ目線で巡礼していたらこの写真しか残っていませんでした。ちなみに中央にそびえ立つ石造は「霊犬早太郎」です。
光前寺庭園
「国指定名勝」庭園の国指定重要文化財です。全国に約250程あるそうです。拝観料¥500(中学生以下無料)。きっと素敵な庭園なんでしょうけど、恐らくわんこはNGかと思われます。 参道の途中で右に曲がると庭園に至ります。
こちらは無料で楽しめる「光前寺自然探勝園」。何度も言いますが12月の為ちょっと寂しい風景が続きます。ほぼ貸し切り状態でした。
霊犬「早太郎」伝説
もの凄く簡潔に説明します。およそ700年前、光前寺に「早太郎」という犬が飼われていました。時を同じくして静岡県磐田市にある見付天神社では家の娘を生贄として神様に捧げるという習わしがあり、怪物が娘をさらっていました。それを見た旅の僧が「早太郎」を連れてきて怪物を退治するお話です。
早太郎は重傷を負いましたがなんとか光前寺まで辿り着き、和尚さんに怪物退治を知らせるかのように一声高く吠えて息をひきとりました。現在は本堂横に早太郎のお墓が祀られています。
霊犬「早太郎」の墓
通称「わんこ寺」と言われる由縁がここにあります。必死になって飼い主である「和尚さん」の元に帰って来た「早太郎」の事を想うと切なさがこみ上げてきます。しかし、全部あの「旅の僧」のせいだと思うと「あのくそ坊主が余計な事を」なんて事も思ってしまいます(^^♪
ちなみにこの「早太郎」ですが、遠征先の見付天神では「悉平太郎」しっぺい太郎として祀られています。こちらも「ゆるキャン△」推しの神社として有名で、もちろんアニメの巡礼地となっています。
こちらは本堂に祀られた木彫りの「早太郎」。絵本やアニメに登場する可愛らしい早太郎とは真逆の「リアル早太郎」。迫力満点ですね。ひょっとして早太郎さん、「あのくそ坊主め・・・」なんて思ってないですよね?ちょっと怒ってるようにも見えますけど(^^♪
例のおみくじ
何処にあるかと思いきや、まさかの本堂にありました。住職さんに「写真いいですか?」と尋ねたら素早く空いた所に早太郎を補充して「どうぞ~」と完璧な状態でパシャリと1枚。一番の売れ筋商品だそうです。
勿論、購入しました。・「小吉」。
特にネタになる情報なし。
霊犬しっぺい太郎
↑
このブログは見事に
落ちのあるネタ記事になりました。
愛犬と泊まれるオススメ宿
せっかくなら泊まって長野県駒ヶ根を満喫して帰りましょう。光前寺以外にも「駒ヶ根高原」や桜の名所がてんこ盛りです。
山野草の宿 二人静
リピーターも多く、非常に口コミの評判が高いお宿です。高級旅館並みの接客が特に評判で、露天風呂やお料理も申し分ありません。愛犬と泊まれるお部屋は離れで他のお客さんに気を使う必要ががありません。勿論、ドッグランも完備!聖地巡礼のあとはこちらでリフレッシュ!
(楽天トラベル)
山野草の宿 二人静(Yahoo!トラベル)
山野草の宿 二人静(じゃらんネット)
まとめ
「ゆるキャン△」ファンでなくとも非常に見どころ満載の観光スポットです。正直びっくりしました。しかもパワースポット全開で、境内全体が神秘的かつ幻想的な世界が広がっています。心なしか我が家の愛犬も神秘的な霊犬に見えてきました(^^♪
そしてちゃんと予備知識をもって訪ねるべきでしたね。こんなに凄いお寺だとは思っていなかったので単純にそのロケーションだけに目を奪われました。これから行かれる方はこのブログを参考にちょっとした知識を身につけると、我が家の数倍楽しめると思います。今回訪れたのは12月ですが、それはそれで「侘び寂び」というエッジの効いた感覚を楽しめたのでオールシーズン観光できるスポットだと思います。
くれぐれも愛犬連れで行かれる方は「マナー」を守って楽しんで下さい。
オススメ愛犬グッズ
↑
愛犬家のための
お留守番カメラです