【孤独を生きる】厳しい時代を乗り切る最強の生き方~180度考え方が変わります

日本人が思い描く「孤独」のイメージは非常にネガティブです。協調性がなく、親しい友人や家族がいない淋しい人。近年では孤独を社会問題と捉え、2021年には孤独・孤立対策担当大臣まで任命されました。果たして本当に孤独とは不幸な事なんでしょうか?

新型コロナの影響でますます孤独を感じる人が増えたのは事実でしょう。しかし考え方ひとつで「孤独=幸せ」と感じる人が大勢いる事も確かな事実です。

今回は孤独を通じて見えてくる「人生の豊かさ」「自分らしさ」を複数の書籍から考えていこうと思います。

孤独に対する考え方

孤独感という言葉があるように「孤独」とは主観的な体験をいいます。同じ状況であるにも関わらず、海外では特にそうであるように人によってはそれを「自由」「自立」「独立」として捉えます。ドイツの哲学者アルトゥール・ショーペンハウアーは「孤独になって初めて人は自分と向き合う事ができる。そして自由を得る事が可能になる。」と言います。人の顔色ばかり気にして他人に合わせ、承認される事で社会や組織と繋がっていると安心している人生。それって本当に幸せですか?

「社会や組織を離れた時、或いは家族や親しい人と別れの日が来た時に果たして自分という最強の味方をあなたは手にしていますか?」

これから紹介する書籍にこの言葉の意味、考え方のヒントが隠されています。親しい友人がいない、恋人がいない、理解してくれる家族がいない、孤独に生きる事が辛い・・。正直そんなこと全く問題ありません。年齢に関係なく孤独である事はこれからの人生最強の武器になります。

孤独を楽しむ人、ダメになる人

「孤独であるからこそ人生を最大限楽しめる」「人間は基本的に孤独です」

孤独が淋しいというのは単なる思い込みで、決して悪い事ではありません。自分が一体何者で、一体何がしたいのか?自分と向き合ういいキッカケになる事でしょう。他人の人生ではなく「自分の人生」をしっかり歩む事が大事なんだと思える著書です。

孤独になれば道は拓ける

「孤独から得られる喜びは無限大」「孤独とは貴重なエネルギー源」

つまらない人間と群れるぐらいなら一人を選べと著者は言います。そして悪意のない価値観の強要から逃れろと。すると驚くほど人生は急速に変化していきます。お金と時間がたまり、何よりも本当に大切な事にそれらを使う事が出来ます。今の自分を本気で変えたいと思っている人には非常に参考になる書籍だと思います。

幸せな孤独

「今から離れる、自分から離れる、そして誰かを喜ばす」「受け入れる・褒める・楽になる」

孤独感は人間の持っている生存本能。特に日本人は遺伝子レベルでも孤独感を感じやすいとされています。つまり孤独とは誰しもが感じる普通の感情であり、大事な事はそれをどう捉えるか。そもそも「幸せとは何か」を科学的に解説、そして孤独と上手く付き合うハウトゥー本です。最後には「幸せな孤独」が身近にある事に気づくでしょう。

老後の幸福度を上げる方法

社会構造の変化によって高齢者の一人暮らしは増加傾向にあります。最新の調査によると65歳以上の高齢者世帯の49.5%が一人暮らしだという。そして生涯未婚率は1990年以降急激に上昇し2030年には男性28%、女性18.5%になるとの予測です(国立社会保障・人口問題研究所)。つまり人口減少にともない今後も高齢者の単身世帯が増える事は間違いないでしょう。

オレオレ詐欺や孤独死といった高齢者特有の社会問題が表面化して久しい令和の時代。更に爆発的に増え続けるであろう老後の単身世帯。いつかは一人・・・。

しかし今現在でも平穏に気力あふれる毎日を過ごしている高齢者の方も多いようです。これから紹介する書籍はそんな高齢者になる為のバイブルといえるでしょう。老後の様々な不安を「孤独力」が解決に導き、幸福度が爆上がりします。

孤独こそ最高の老後

「孤独を避けようとするほど不幸になる」「孤独こそ最高の老後に必須である」

NPO法人を運営している中で千人以上の孤独な老人をみてきた著者が導き出した答えがあります。著者自身が老後を迎えた時「老後の不安は実際に老後になると消える」と言っています。現役世代にとっての漠然とした老後の不安はどうやら取り越し苦労かも知れません。

ちょうどいい孤独 60代からはソロで生きる

「孤独はぶれない強さ」「孤独死ではなく、自立死。一人で死ぬ事を受け入れる」

嫉妬心の強い人や比較する事でストレスをためる人は他人基準で生きています。そこから抜け出すには自己肯定感を高めると同時に「孤独力」を高める必要があります。それは人から距離を置くことで逆に人との信頼関係の大切さを深く知る事。一見、矛盾しているようにも思えますが、著者はそれを「ソロ立ち」と定義して自己肯定感が高まる一つの要因と捉えます。

番外編:72歳年金5万円でも豊かな生活

YouTuberのロコリさん。69歳でマックのアルバイトを始め、71歳でYouTubeデビューした女性の方です。服飾関連が大好きで自身のお店を出店するも35歳で2千万の負債を抱えるといった波乱万丈な過去の持ち主です。現在は一人暮らしで若い世代の人達とマックで一緒に働いたり、YouTubeでファッションやインテリアの情報を発信する事が生き甲斐であり元気の源だそうです。

未知の世界に飛び出す勇気と好奇心。きっと「自分らしさ」を発見した事で、これからも幸せな人生を送る事でしょう。孤独と上手に共生する一つの成功例かも知れませんね。

まとめ

一人でいたり、一人で行動する事が「恥ずかしい、辛い」と感じる時もあるでしょう。それは単純に学校教育や家庭内で「友達を沢山つくって同じように行動する事が良い事なんだ」と刷り込まれて大人になるから。特に昭和の時代に育った人に多い考え方でしょう。今回紹介した書籍はそんな骨董品級の考え方を持った人に対してアンチテーゼを唱えています。

最近でこそ「一人焼肉」「一人旅」「ソロキャンプ」などいわゆるソロ活が浸透し始め、多様な生き方が社会的に受け入れられようとしています。一昔前には「おひとりさま」「ぼっち」といったある意味ネガティブなイメージを連想させる言葉だった事を考えると日本人の思考力、自己肯定感が非常に高まってきている気もします。YouTubeやTwitterといったSNSからの情報が大きな役割を果たしている事は間違いないでしょうね。

しかしながら人間は往々にして「窮屈な生き方」を選択してしまうものです。それは自分の居場所を確保するために必要な事なので仕方がないかも知れません。共同体の一員として生きているのである程度の我慢や譲歩は致し方ないでしょう。しかし忘れてはならないのは「自分を理解する」事だと思います。孤独になるという事は「本当の自分」を他人ではなく自分に理解させるいい機会になるのでは?と個人的にはこれらの書籍を読んで感じました。

これからの厳しい時代に「孤独こそ最強の生き方」と思える書籍です。きっとその極意が自然と備わる事でしょう。是非、手に取って読んで頂ければと思います。

最後に余談ではありますが、今ど~しても寂しくて辛い方は積極的に誰かとの繋がりを求めて下さい。誰かとは「SNS」「本」「ペット」「カウンセラー」何でも結構です。自分探しの旅の途中にちょっと休憩していきましょう。

「生きてるだけで丸儲け」

ゆる~く生きてるだけでも案外いつの間にか幸せに年を取ってるものですから。



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