【薪棚作り】DIYで超簡単 ~「2×4」と「1×4」材で作る簡易・時短・安価な薪置き場

薪ストーブのある家。炎を見ているだけで癒されます。都会ではちょっと難しいかも知れませんが、田舎暮らしにはちょっとリッチな気分も味わえるのが「薪ストーブ」。当然の事ながら薪が必要になってくる訳ですが、少しでも経費を抑えるなら「薪棚」が必需品となります。大量に仕入れるとその分安くなりますからね。

今回は我が家で実際に使用している薪棚の「作り方」「薪の調達方法」「必要な工具」などを紹介しています。特に時間のあまりない方やコスパ・タイパにこだわる方には参考になると思います。

日曜大工に最適です

作業時間は実質6時間程。設計図いらずの超簡単・安価・時短「薪棚」。休日2日もあれば完成します。作業工程を極力少なくした「コスパ」「タイパ」に優れた薪棚です。

材料

  • 2×4木材   8本
  • 1×4木材   5本
  • 木部防虫・防腐ステイン 1缶
  • 屋根材(波板)ショート 2枚
  • 波板用ビス 
  • 平板台×8
  • 砂利 
  • 水平器
  • コーススレッド90mm・25mm  
  • インパクトドライバー

必要な工具や材料は最後にリンク貼っておきますので参考にして下さい。ネットですべて完結しますので混雑したホームセンターが苦手な方は必見です。

組立工程

四隅の平板台を置く所に砂利を敷き(地面が土の場合)平板台を平行に配置します。ここで手を抜くと後で後悔するので時間をかけて前後左右、水平にして下さい。

2×4材を35cm~40cmにカットした物を中心に写真のように組み立てます。土台部分なのでコーススレッドは90mmでガッチリ固定。下部3本の2×4はカットせず、そのままの長さで組立てます。

反対側も同じように固定します。

屋根の土台作りです。1×4を屋根板の長さにカットして写真の様に固定します(両サイド)。2×4材に印を付けて平行に固定してください。角度はあまりつける必要ありません。完成後、補強器具で固定します。白丸の部分はカットしますが予めカットしておいた方が楽ですね。しかし設計図を作っていない上に、ぶっつけ本番で進めているので仕方ありません。

両サイドの屋根台に三本の1×4材を載せて固定。三脚に乗って真上から短めのコーススレッドでバンバン固定していきます。

屋根材を載せて波板用ビスで固定。そして木部防虫・防腐ステインを塗れば完成!途中で気付きましたが組み立てる前に塗るのが正解ですね。せっかちな性格なので、ついついインパクトドライバーでバンバン組み立てたら1日で完成してました。これで50束程ストック可能。更に薪棚の下を「固める砂」で土の上をカバーすると、湿気を抑えてくれるので良い感じに乾燥します。屋根材にもよりますが材料費はおよそ¥8,000~です。

数年後の状態

数年後に土台部分が弱ってきたのでホームセンターの補強金具を装着。意外と屋根材を支える部分は変化ありませんでしたが、念のため補強しました。

薪棚×2

5年後の薪棚。雨にも負けず、雪にも負けず頑張ってくれてます。薪棚2つで100束分を収容できます。上記の写真では雪が被り湿って大丈夫?なんて思う方もいるでしょう。この場所で1年以上乾燥させ4月頃、その年使う量を雨に濡れない所に移動します。

余った2×4で適当に作成した収容棚

我が家の場合ウッドデッキ下で今シーズン使う分をストックします。毎日使う事はないので60束ぐらいをここで更に半年乾燥させます。乾燥し過ぎは燃焼時間が短くなるので程々にしましょう。一般的には含水率計で15%~20%が適切だと言われています。

薪の調達方法

①時間があまりとれない場合は購入するのが妥当でしょう。八ヶ岳南麓地域では軽トラ一台分(広葉樹・40束程)が¥20,000~購入できます。原木の玉切り(針葉樹)は¥8,000~がこの地域の相場となっています。我が家の場合は軽トラ1台分を前年に購入して、足らない分を管理会社から1束単位で購入、調整しています。正直、薪ストーブが面倒くさい時があるんですよね。1カ月使わない事もあるので、1シーズン¥30,000もあれば十分薪ストーブを楽しめる感じで過ごしています。

②各市町村では定期的に伐採情報がHPで確認できます。或いは、知り合いや地域の森林組合などからも調達可能。いづれの場合も無料ではありますが、自身でチェーンソー片手に現場で調達する必要があるため、時間と体力と経験が無い方には非常にハードルが高いと言えるでしょう。「薪の達人」を探し当てる事から始めるのが無難かと思われます。

地域差がありますが、大体こんな感じかと思います。ご自身の使用環境によって色々選択して、冬の薪ストーブ生活を楽しんでみては如何でしょうか。

便利な薪グッズ

便利なDIY工具

5年前から愛用しているインパクトドライバー。プロ仕様のマキタも欲しかったのですがお値段しますからね。パワーと値段でブラック&デッカーを選択。コスパに優れ非常にオススメ。日曜大工でしたら十分過ぎる程の性能です(タイヤ交換にも使ってます)。

必要な材料

まとめ

薪ストーブを毎日使用する方には物足りないかもしれませんが、1シーズンで「休日」や「気の向いた日」に使う方であれば十分納得いく薪棚だと思います。たかが薪棚、されど薪棚。まずは気軽に作ってみては如何でしょうか。