【HIGH RAIL 1375】ハイレールで優雅な観光列車の旅~そして衝撃走る「しなの鉄道」

野辺山駅で一時停車するHIGH RAIL 1375

八ヶ岳南麓~華やかなる列車の光と影

JR小海線(こうみせん)

八ヶ岳南麓に沿って山梨県のJR中央本線 小淵沢駅と長野県のしなの鉄道小諸駅を結ぶローカル線です。JR線で最も標高が高い所を走る路線です。残念ながらJR東日本によると将来廃線になる可能性があるらしいとの事。

今回はこの路線を走る観光列車の紹介です。思い描いていた通りの素敵なプチ旅行となりましたが、実は観光列車とは別の場所に潜んでいた「衝撃的な光景」も楽しむことが出来たので大満足です。ありがとう!しなの鉄道!


小海線


◆観光列車「HIGH RAIL 1375」

ハイレール1375

この小海線を走る観光列車「HIGH RAIL 1375」。天空にいちばん近い列車として2017年デビューしました。JR線では日本一標高の高い地点を走る小海線その高さは1,375mと言う事で

HIGH(標高の高さ)
 +
RAIL(路線)
 +
1,375m(最高地点)

あっという間にHIGH RAIL 1375の出来上がり。車窓に広がる壮大な景色が最大の魅力です。基本的には土日祝の運行で①小淵沢駅10:40発~HIGH RAIL 1号②小諸駅14:33発~HIGH RAIL 2号③小淵沢駅18:17発~HIGH RAIL 星空


◆我が家の旅事情

ハイレールの旅を楽しむ上で1つ問題なのが、我が家はJR小淵沢駅にほど近く結局この小海線で帰って来なくてはなりません。往復5時間、同じ風景を・・・無理・・。

熟考した結果、小淵沢駅からJR中央本線→篠ノ井線→しなの鉄道線を使い長野県小諸駅に回り込む強行作戦にでました。つまり小諸駅14:33発のHIGH RAIL 2号に乗車してハイレールを楽しんで帰宅。八ヶ岳をぐるっと一周する旅です。


◆「しなの鉄道」ドキュメンタリー劇場

ここで登場するしなの鉄道。もちろん初めての乗車です。衝撃的な事件が起きたのは「しなの鉄道」途中の上田駅。乗り換えの為 ホームを移り電車を待っていました。

時間通りに電車が到着。脇にそれて何気なく見ていると電車内のおばあさんがドアに手をかけて扉をこじ開けるようにして降りるではないですか。
その時は「ずいぶんせっかちな人だな~」なんて思ったんですが・・・電車に乗って暫くしてから気づいたんです。そこには衝撃的な事実が隠されていました。

なんの変哲もない電車の扉。

何んとな~く外の景色をながめていたんですが・・

矢印のところに注目です!

えっ・・・・・・・、
・・・・・噓でしょ・・

何か深い事情があるのでしょうか?それとも故障中でしょうか?単に知識が足りなかっただけでしょうか?手動で扉をあける電車がこの世にあるなんて・・・。調べてみると40年経過した古い車両で単純にそういう構造の電車だそうです。毎日乗る方にとっては相当なご苦労がある事でしょうがあと数年かけて全ての車両を自動扉にするようです。


旅行で乗車する分にはずっと続けて欲しい余興のひとつなんですが。東京の知人に聞いた所、誰一人としてこの衝撃的事実を知っている人はいませんでしたね。多分、「ナニコレ珍百景に認定されるだろう事件」だと勝手に思っています。


◆ハイレール旅スタート

長野県の小諸駅(こもろえき)にて我々の乗車を受けて立つ HIGH RAIL 1375。勇ましいお顔をしていますね。

シングルシート!実はオススメの席はこれ以外にありません。何故なら車窓を快適に楽しむ為の観光列車ですから。boxシート、ペアシートはリクライニングしません。そしてリクライニングシートは窓側にシートが向いていませんから。

14:33分発という事で事前予約のスイーツを頼みました。

何かと申しますと・・・

桃です。 ¥1,600/個。(2017年当時)

単なる桃ではなく、中に生クリームが入ったスイーツ。その後は販売されていないようなので、貴重なおやつだったようです。

小諸駅はもちろん此処の駅で独自のお見送りがあります。満面の笑みで手を振り返しましょう。ありがとう!小海線!と心の中で叫びながら(^^♪

おまけグッズ。

1人ワンセット。

車内ではアテンダントの方が写真を撮りに来てくれたりWi-Fiで前方・後方に取り付けられたカメラ映像を見る事が出来ます。そして野辺山駅では暫く停車しますので改札の外で写真撮影も可能です。あの手この手で楽しませてくれます。

個人的にはどちら側の席でも見事な車窓を楽しめると思います(登山が好きな方は八ヶ岳側がちょっとオススメ)

HIGH RAIL 星空に関してはちょっと疑問が残る所です。壮大、絶景の車窓を捨ててまで星空に賭けるのは如何なものかと。いくら晴天率の高い八ヶ岳南麓とはいえ・・小海線に乗った経験がある方には第2の楽しみとして Very Good!


◆おすすめ宿

ゴール&出発駅「小淵沢」にある人気の宿「星野リゾート リゾナーレ八ヶ岳」。イベント満載で子供から大人まで大満足する「てっぱん宿」です。送迎バスもあり駅から5分。せっかくなので是非、八ヶ岳高原を満喫して下さい。

星野リゾート リゾナーレ八ヶ岳

(楽天トラベルで予約)

星野リゾート リゾナーレ八ヶ岳

(じゃらんネットで予約)

星野リゾート リゾナーレ八ヶ岳

(Yahoo!トラベルで予約)

まとめ

今回のプチ旅行。一番の目玉はやはり「しなの鉄道」でしょう。ハイレールから見る絶景を吹き飛ばすほどの衝撃。忘れられない思い出になりました。いつの日かまた「しなの鉄道」に乗った際には、絶対にこの手で扉を開けてみたいと切に願っています。


◆ペットに関して

愛犬を電車や新幹線に乗せる方法とは?

JR全社の新幹線や在来線では、愛犬を入れたケースの縦・横・高さの合計が90cm程度、長さ70cm以内、重さ10kg以内であれば持ち込みが可能です。JRではペットのケースを持ち込むにあたり、手回り品きっぷ(1個につき290円)の購入が必要です。


◆予約&販売方法

〇全席指定で1ヵ月前の10時より販売 〇えきねっと・みどりの窓口・旅行会社にて販売 〇乗車券(1520円)+指定席券(840円)

片道およそ2時間20分の旅になります(星空号に関しては野辺山駅で50分停車、星空観察会があります)